彗星からの贈り物

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(8月11日)
今日20時14分頃から金星と月20時27分頃まで接近しますご覧あれ!西の方角です。
 
明日は夜中からペルセウス座流星群の活動ピーク無理でしょうか?
両日とも空模様が芳しくなくって・・・残念でしたネ!
ペルセウス座流星群の活動について、詳しい情報が知りたくって調べてみました。
 
☆彡 流星群は彗星からの贈り物 ☆彡
ペルセウス星座の方向から流れ星が多く観測される(放射点)、ということだそうです。
流れ星の「原料」は、かつて地球の近くにやってきた「彗星」が残していったダスト(ちり)。
ペルセウス座流星群の原料となるダストを供給している彗星(母天体)は、約130年に一度地球の近くにやってくる「スイフト・タットル彗星」とのことです。 長円軌道で回っています。
 
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「彗星」について
彗星は太陽系の果てからやってくる、巨大な氷の塊です。
彗星の本体を「核」と呼んでいますが、その成分は80%ほどが水で、残りの20%には二酸化炭素一酸化炭素などが含まれます。 表面に砂粒のようなチリがついています。
その塊が太陽光で暖められると表面の氷が溶けて、チリやガスを吹き出します。
 
彗星の尾は、このチリとガスによって作り出されたものですが、その成分と見え方から2種類に分けられます。
一つは「チリの尾」で、彗星の本体から出たチリが太陽光を反射して光ったもの。
もう一つは、ガスが電気を帯びた「イオンの尾」で、青白く見えます。
 
彗星の構造(提供:国立天文台).jpg
彗星の尾は、太陽に近づくほど輝き、長く伸びると考えられています。
チリが多い彗星ほど立派な尾になりますが、その姿がほうきのように見えるため、昔から「ほうき星」とも呼ばれています。
 
チリの粒の集団は、やがて軌道全体へと広がっていき、その彗星の軌道と地球の軌道が交差している場合、地球がその位置にさしかかると、チリの粒がまとめて地球の大気に飛び込んできます。
この「ダストの帯」に地球が突入することで、直径1ミリメートルから数センチメートル程度のダストが地球へと降り注ぎます。
 
このとき、大気との摩擦によってダストが発熱・発光するだけではなく、ダストと衝突してエネルギーを得た空気の分子が発光することで、流星特有の強い輝きが生まれます。
 
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地球が彗星の軌道を横切る日時は毎年ほぼ決まっていますので、毎年特定の時期に特定の流星群が出現するわけです。
 
ペルセウス座流星群の活動が活発なのは、8月13日の極大日を挟んで前後1日の計3日間。
1時間あたり30個程度流星が流れますが、この群の特徴は、チリが地球に衝突する速度が速いために明るい流星が多く、途中で爆発を繰り返すものもありますので、夏の花火のようにハデな流星群なのだそうです。
 
プレゼント!!
こんな景色観れたら、幸せ過ぎる(^^♪
中垣哲也さんが撮影した、利尻富士の上空で輝くペルセウス座流星群の流れ星。
左は天の川=2021年8月13日午前1時28分、北海道豊富町
 
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