さつきの剪定

「さつきの剪定」
 
花が落ちたらすぐに剪定しましょう!
 
切る枝は3種類!
徒長
・細すぎる枝
・生えている方向がおかしい枝
 
徒長枝(とちょうし)
徒長枝は、他より2、3倍長く真上に飛び出るように伸びている枝。
害虫の温床になってしまうことも!
 
細すぎる枝
他の枝に比べて不自然に細い枝は、剪定しましょう。
栄養がうまくいきわたらなくなってしまいます。
・株元から生える「ひこばえ」
・幹から生える「幹吹き」
 
生えている方向がおかしい枝
・内向きに生えてしまう「内向枝」
・枝が絡み合ってしまう「絡み枝」
・枝の一部分から複数の枝が出て車輪状になってしまっている「車輪枝」
・複数の枝が平行に生えてしまっている「平行枝」
こういう枝は栄養がいきわたらない原因になります。
また風通しも悪くなってしまうため、病害虫を引き寄せてしまいます。
 
サツキは、再生能力が他の植物と比べてとても高いので、思い切って切っちゃって大丈夫です!
 
「手順」
1. 枝をほぐす
長年ほっといていると、枝が絡み合っていることが多いです。
絡み合っている枝はほどいてあげて、剪定しやすくしましょう。
2. 枯れた枝を切る
枯れた枝は付け根から切ります。ハサミを使わなくても、手でぽきぽき折れます。
途中まで枯れてる枝は、枯れてる部分だけ切り取りましょう。
3. 徒長枝、細すぎる枝、方向がおかしい枝を剪定バサミで切る
徒長枝、細すぎる枝、方向がおかしい枝を剪定バサミで切りましょう。
枝の付け根から、バッサリと切るのです!
4. 刈り込みバサミで形を整える
全体の形を、刈り込みハサミと剪定ハサミで整えてください。
ほぐしても重なり合ってしまっているところは重ならないように切ります。
太い枝を切るときは小枝が生えている位置の数mm 上で切ると、徒長枝の予防になります。
 
注意
この時はくれぐれも太い枝を根元から切らないでください!
健康な枝に不要なダメージを与えることになってしまいます。
 
小枝が生えている位置の数mm 上で切る事で切り口からいきなり徒長枝が生えなくなって、水や栄養がスムーズに枝先に行くようになります!
 
「玉づくり」と呼ばれる丸い形にする場合は浅めに丸く刈り込んでいきましょう。2~3年かけて丸い形に仕上げていくものなので、焦らずやっていきましょうね!