神経鞘腫

神経鞘腫は、末梢神経を取り囲む組織(シュワン細胞)から発生します
 
多くは3cm以下ですが、5cmを超えることもあります。
神経鞘腫に限らず、良性の軟部腫瘍は5cm以下である場合が多く、それ以上になると悪性腫瘍のリスクが高まると考えられています。
また、悪性腫瘍は腫瘍の成長スピードが速いため、しこりが急激に大きくなる場合は悪性腫瘍を疑うことがあります。
 
叩打痛(こうだつう)や圧痛があります。
それぞれ腫瘍を叩いたり、圧力をかけたりしたときに痛みが発生します。
 
性神経鞘腫の治療
外科手術による腫瘍の摘出を基本とします。
良性腫瘍の場合、手術で取り切ることができれば再発の心配はありませんが、腫瘍が大きいと再発のリスクが高くなるともいわれています。
しかし、良性の神経鞘腫は進行が遅く転移を起こすこともないので、機能に問題がない場合は経過観察のみで手術は行わないこともあります。
 
右膝の後ろにあったしこりを取り出してきました。
術後写真を見せられたのですが、大きな真珠玉のように見える物の中身を取り出したみたいです。
取り出された現物を見ました。白いジェル状の物で覆われていました(只今病理検査に提出中です)
 
「真珠」
貝の中に砂などの異物が入ると、貝は身を守るために分泌液を出して不純物を包み身を守ります。
その分泌液が何層にも取り巻かれたものが真珠になります。
・・・とありました。
 
え? 膝の後ろに真珠を創ってしまったの??(笑)